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私の出産のかけはし～韓国語の母子健康手帳～

韓国が実家である私は第一子の妊娠が分かった瞬間、不安な気持ちでいっぱいでした。住んでいる役所に妊娠届を提出したら、母子健康手帳交付の手続が進められました。手続き時に私が韓国出身だと推測した担当者から“韓国語の手帳もありますが、どうしますか”と聞かれました。韓国で出産を考えていたので胎児と自分の妊娠中情報を韓国の病院に伝えるためにはハングルが有効だと思い、韓国語の母子健康手帳をもらいました。

韓国語の母子健康手帳には、胎児の健康状態の記録はもちろん自分の体の変化や出産に向けての気持ちを思う存分表現しました。不思議で出産への不安な気持ちも解消されていきました。そして、出産のため韓国に渡り、日本でもらった母子健康手帳を持参して出産予定の病院を訪ねました。妊娠初期から胎児と私の健康記録が細かく記録されていたので無事に出産しました。

（T）