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2022.09.19

1冊に詰め込まれたたくさんの役割

母子健康手帳というものの存在は知っていたけれど、自分の母子健康手帳を見る機会もなく、自分から進んで見ようともあまり思いませんでした。これまで、母子健康手帳にどのようなことが書いてあるか詳しく知らなかったので、今回この課題で知ることができたと思います。

母子健康手帳には、赤ちゃんの成長記録しか書いていないのかと思っていましたが、子どもの予防接種の情報をカバーしたり、妊産婦、新生児、子どもへの保健サービスの統合も支援したりと、成長を記録するだけでなく、他にも多くの役割を果たしていると知りました。また、母子健康手帳は胎児期から2歳くらいまでしか使わないのかなと思っていましたが、実際は6歳児健診頃まで使うことができます。入園・入学する際の健康診断の参考になるし、予防接種の公的記録が記載されていることから、小学校以降でも必要になることがあると知り、自分が思っていたよりも母子健康手帳を長く使うことに驚きました。

妊婦の健康状態・妊娠中の経過の記録、乳幼児の発育等の記録など、他にも細かく書かれていることから、母子健康手帳が長年にわたって日本の乳児死亡率を低下させる役割を果たしていることを知りました。そして、1歳2歳などの節目の年齢の時に両親がメッセージを記入する欄が追加されたことで、母親だけでなく父親も一緒に育児に参加しやすくなりました。

母子健康手帳は良い役割をたくさん持っているので、自分の母子健康手帳も大切にしたいなと改めて思いました。

(鷲見彩水香)

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