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2022.10.12

様々な役割を果たす母子健康手帳

母子健康手帳には、長く深い歴史があるのだととても強く感じました。自分が生まれてから様々な場所で使うことが多くなり、乳児期は何があっても母子健康手帳を持って歩いていたと母親から聞きました。母子健康手帳は、妊娠初期から乳幼児期までの健康のための情報管理に使われており、子どもが6歳になるまでの記録を残すことができますし、6歳以降も1歳ごとに20歳までの成長を記録することができます。今までにかかった病気や予防接種の記録が確認でき、大人になっても、別の病気にかかった場合でも、その治療方針を決める上での重要な情報となることが分かりました。

母子健康手帳は、母子の健康情報を記載するように設計された包括的な家庭向けの小冊子であり、母子の総合的な健康記録を含んでいるということと、妊産婦、新生児、子どもへの保健サービスの統合も支援しています。また、母子健康手帳の役割は健康教育だけではなく、女性や家族を手帳の使い手としているということも分かりました。

母子健康手帳は、継続ケア強化の手段として使用することにより、妊婦、新生児、子どもの健康を向上させることができます。医師は、母子健康手帳に記録された患者の病歴および健診情報を参照することで、より良いケアの決定を行うことができます。

将来、自分が母親の立場になった時に、母子健康手帳に対するありがたさを感じることになるだろうし、これからの未来の子供たちにも幅広く知ってもらいたいなと強く思いました。

(K.)

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