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改めて感じる母子健康手帳の大切さ
母子健康手帳についての歴史や、何のためにあるのか、活用方法などを調べてみました。日本では戦争中に妊産婦手帳がつくられ、当時の厚生省に勤めていた瀬木三雄先生が、ドイツのある地方の妊産婦健康記録の携行制度を参考に、日本でもその仕組みをつくりました。 妊産婦手帳を提示すると配給を優遇して受けられる特典がありました。また、戦争で栄養失調や感染症があり、多くの子どもたちが亡くなってしまいました。その子どもたちを早急に保護しようと施行されたばかりの児童福祉法に合わせて、1947年に妊産婦手帳が母子手帳に衣替えが行われるとともに内容の充実が図られ、赤ちゃんだけでなく小児も対象となりました。1965年には、母子手帳が母子健康手帳に衣替えし、1981年には母親が成長記録に書き込めるようになりました。数十年の間にたくさんのことが改善され充実していくことが分かりました。何のために母子健康手帳があるのか。お母さんが妊娠した時から赤ちゃんが6歳になるまでの健康状態に関する重要な情報が、1つの手帳で管理できると分かりました。これまでの健康状態はどうだったか、どんな病気をしてきたのかといった情報が1つにまとまっている母子健康手帳があれば、全国どこの医療機関に行っても必要な情報が分かり、医師に伝えることができるのでとても大切なことが分かりました。
母子健康手帳の活用方法は、1ページ目から 51 ページ目までは全国共通の様式で、お母さんと赤ちゃんの必要な情報を書き込むことができるようになっていて、52 ページ目以降は妊娠時の食事や子育てのことが書いてあることが分かりました。母子健康手帳のことを調べ、学んで、改めて母子健康手帳の大切さが分かりました。自分の母子健康手帳を見たときにたくさんのことが書いてあってとても心が暖かくなりました。今は母子健康手帳だけでなく母子健康手帳アプリがあるので、2つ使うことでより良くなると思いました。
(現代幼児教育学科 2年)