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2022.01.14

かけがえのない記録

母子健康手帳をじっくり見たのは初めてでした。子どもについてのこと、母体についてのことがそれぞれ細かく書かれていて、妊娠中はとても大変だということがわかりました。子どもの記録は学校に行くまでほとんど書いてあり、かけがえのない成長記録だと思いました。いつどの予防接種を受けたのか、何歳で病気にかかったかなど、すべてがこの一冊に書かれていることを知りびっくりしました。妊婦さんはいつどこでも母子健康手帳を持参していると、もしものために安心できると思いました。

母子健康手帳の歴史を調べてみると、昭和17年に創設された妊産婦手帳に始まり、当時の日本は、第二次世界大戦前で国を挙げての富国強兵の思想が強く、子どもは次の世代を背負う「小国民」と呼ばれ「生めよ増やせよ」という標語をもとに出産が奨励されていたことがわかりました。交付することで、流産、死産、早産を防止することができ、分娩時の母体死亡率が現代と比べると約65倍もあったので、日本の技術革新はすばらしいと思いました。現在世界の約40ヵ国で導入されていて、日本独自のシステムが取り入れられて日本はすごいです。時代の変化で父子手帳というものは、男性の育児参加を促すことを主な目的として自治体が自主的に発行・配布していて、最近は育メンも増えているので女性にとってはとても嬉しくありがたいものだと思いました。妊娠中の経過や出産の状況、分娩所要時間など、今まで目にしたことのないようなページまでしっかり読んで、○ヶ月健診などすべて記入されていて、大切に記録してくれていたと思うと、母親への感謝の気持ちがこみ上げてきました。大人になっても、海外渡航する場合は過去の予防接種記録が必要になるので、大人になっても母子健康手帳の記録は役に立つことがわかりました。母子健康手帳は妊娠中の母親にとっても大切なものであり、出産後も情報がたくさん書かれて確認ができ、子育ての記録を通して母から子への思いを感じることのできる大切な思い出の品になると思いました。わたしも将来母子健康手帳をもらうことができたら、大切に記録し、子どもが自分の歳くらいになったときに見せてあげたいと思いました。

(食物栄養専攻 2年)

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