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母親の愛情が詰まった手帳

今までは、母子健康手帳について、ただ自分の幼少期にかかった大きな病気などが書かれた自分自身の手帳くらいにしか思っていなかったが、今回母子健康手帳の歴史や役割について調べてみて、母子健康手帳は本当に凄いものだと思い、子ども一人一人に絶対になくてはならないものだと思った。

歴史については、妊産婦死亡率や乳幼児死亡率が非常に高く、お産が母と子の命がけの仕事であったということも初めて知った。そして、当時のように出産が命がけとされていて、母親も不安を抱いたまま出産をするのは良くないことだと思った。そのような問題の対策として生まれたのが母子手帳であり、母子手帳のおかげで妊産婦死亡率や乳幼児死亡率は画期的に改善され、現在では世界のトップレベルの水準になっているのだと思うと、歴史を変えるほど大活躍していたのだと感動した。また、今では産婦人科のように、出産する時や新生児室の環境が整っているが、このような歴史があってこその今なのだなと感じた。

役割については、当初の「配給手帳」の役割だけでなく、他にも妊婦の生活習慣の見直しや、血液検査の記録などから、健康管理にも役立つのではないかと思った。また、何より出産の時に感じた気持ちなどを記録しておくと、母親にとって出産の思い出にもなるし、子どもの身長や体重などだけでなく、初語や初めて歩いた日なども記録しておくと、子どもの成長を記録した、大切なアルバムにもなるということに、母の子どもに対する愛情が詰まった素敵な手帳であるという点で、一番の魅力を感じた。

私も将来子どもが出来たら、母子健康手帳に妊娠中の自分の様子や、赤ちゃんの様子、成長を細かく記録し、子どもが少し大きくなったら一緒に母子健康手帳を見て思い出に浸り、幸せな気持ちになれるような、世界に一つしかない素敵な母子健康手帳を作りたいと思った。

（現代幼児教育学科　2年）