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2021.09.15

母親として成長するための手帳

私が母子健康手帳について調べて感じたことは、その手帳の存在感と価値観です。私は最初、母子健康手帳とは子供が産まれたら持つものという意味合いだけなのかと思いましたが、実際に調べてみるとそこには母親のためのこれからの子育ての手がかりになるという深い歴史や、世界中の母親の中心の手帳になっていること、内容が改正される度に母親としての意識が高まること、全てに深入りすることができました。私は母にこの授業があることを伝えると「将来のために一度は良く母子健康手帳というのを見ておくといいよ」と言われて中を見ました。そこには産まれる前のお腹の中にいる様子、エコーでの赤ちゃんの動き方、年月、そして産まれてからの体重、身長、母親の気持ちや感情など、私が18歳になった昨年までぎっしりと書いてありました。数字や文字だけでなく調べ学習でもあった通り、産まれた時から18歳になるまでの成長曲線など実際に書いてあり、つくづく自分が愛情もって育てられている裏で、母親の成長の手がかりとなっていることが本当にわかりました。その中で私が一番驚いたことは、母子健康手帳になるまでの名称の変化です。初めに1966年母子保健法が施行されるとともに、昭和17年に妊産婦手帳となり、当たり前のように母親の手元にあった手帳は自分自身もっと昔からあると思っていましたが、母子健康手帳という名前になったのも今、こうみるとつい最近といっても過言ではないと思いました。普段、母子健康手帳についてこのように調べ学習をしたりする機会がないので手帳の中身だけでなく、歴史や今の「母子健康手帳」になるまでの名前の変更、父親のための育児内容、育児の役割、など内容の改正にも深く知れて良かったです。改めて育児の大変さやありがたさを痛感し母親の存在感が大きいということを母子健康手帳のおかげで学ぶことができました。いつか恩返しができるようになりたいです。

(養護教諭コース 2年)

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