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2022.06.20

母子手帳について

昭和17年から母子健康手帳の改名と同時に内容も変化していく。昭和41年に追加された保護者の記録欄や育児日記の欄は大切だと思うが、育児でいっぱいになっているお母さん達に、育児に加え書き物を増やすことは負担になってしまわないのかと心配になった。何度か妊娠や出産を経験した事があるお母さん達は、少しだけ容量が分かるようになる。しかし初めての妊娠や出産を経験したお母さん達は、全てが初めてで気を抜く方法が分からない人が多いと思う。全員がそうとも限らないが、育児が大変なうえに記録や日誌を書くという作業を増やすことは、お母さんの疲れが増す原因にならないのかと心配である。記録を残すことが大切なことは分かっているが、実際に行動に移すとなるとなかなか難しいのではないかと思った。

母子健康手帳の役割の1つに、「母子健康手帳を持つことで、女性や家族に手帳の使い手としての当事者意識を生み出す役割をもたらすこと」と書いてあるが、女性は色んな場面で母子健康手帳を開き見る事が多いと思う。しかし男性は女性に比べ、見たり触れたりすることが少ない人が多いと思う。決めつけは良くないが、圧倒的に少ないのは事実であり、もう少し触れる時間を増やして欲しい。

その為に、一緒に健康について考えたり、母子健康手帳をパートナーと一緒に読んだり、一緒に乳幼児検診に行くなどの機会を増やす事が大切だと思う。そして父親になる人への手帳も出来て欲しい。そこには子どものあやし方や、お母さんは何をされると嬉しいのかなどが書いてあると、男性も父親としての気持ちに切り替わりやすいと思った。

(保育学生)

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