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母子健康手帳の役割
私は今回母子健康手帳について調べてみて、母子健康手帳の始まりが、戦時体制下の日本軍の徴兵制度による極端な人口増加政策の一環であったことを知りました。しかし、それにより保育の環境が著しく急速に整備されました。
母子健康手帳は、妊娠を促す為に作られたものですが、今ではとても必要なものになっていると分かりました。
私は母子健康手帳について調べるまで、母子健康手帳は医師に子どもの成長過程を知らせる為の記録ノートみたいな存在だと思っていました。しかし調べてみると、母子健康手帳は、妊娠、出産及び育児に関する一貫した健康記録であるとともに、乳幼児の保育者に対する育児の指導書であることがわかりました。それは、妊産婦の健康管理や乳幼児の養育に当たり必要な情報、自治体独自の制度等に関する記載など、初めて母親になる人にとってとても必要なものであると思いました。そして、働く女性のための法律等の情報を記載したり、障害の早期発見に資する質問や、精神発達・運動発達、親子関係に関する質問を加えたりと、時代に伴って変化していると知りました。それは、母親にとってとても助けになることだと思いました。
私は、今まで母子健康手帳に深く関心を持ったことがありませんでした。それは、成長して母子健康手帳に関わる機会がなくなったことや、母子健康手帳の存在をそこまで重要に考えていなかったからです。しかし、今回母子健康手帳について調べ、深く関心を持つことができました。
母子健康手帳には、健康記録だけでなく母親に必要な情報が多く記載されており、時代の変化に合わせて改正され、育児に悩む母親の助けになっています。母子健康手帳は、子どものためだけでなく、親にとってもなくてはならないものであると分かりました。
(大楠空)