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2023.01.18

母子健康手帳の内容と役目

今回母子健康手帳について調べて、妊娠中の母体と胎児の健康のためだけでなく、出産後の母子の健康と子どもの成長にとっても欠かせないものだということが分かった。母子健康手帳は、幼い頃に予防接種を受けに病院へ行くときに、母親が持参していた記憶がある。目にすることはあっても内容を気にしたことはなく、今回母子健康手帳について調べて、妊娠中の母体の状態や胎児の状態だけでなく、出産後の母体の経過、子どもの状態や成長の記録、予防接種歴や検診の結果など、母子の健康のために大切なことが記録されていることが分かった。

子供の成長の記録には、身長や体重、胸囲や頭囲などの発育の状況だけでなく、はいはいやつかまり立ちができるか、言葉を話すかなど、発達の状況も記録されていた。これらは、1歳までは約3か月ごと、1歳から2歳までは6か月ごと、2歳から6歳までは1年ごとに記録されており、それぞれ質問項目が異なる。また質問項目の中には、母体の健康状態や育児の心配事、感想などを記入する項目もあった。母子健康手帳は、母体の身体の健康だけでなく、心の健康にも欠かせないものだということが分かった。母体の心身の健康は、子どもの成長にとって重要だと思う。

以前、「母子健康手帳」を「親子手帳」に名称を変更するよう求める父親がいるというニュースを聞いたことがある。その時は、父親と母親2人の子どもなので、「親子手帳」に改めるのはいい案だと思ったが、母体と子どもの健康に関する内容がほとんどであるために、「母子健康手帳」という名称になっていることも今回分かった。しかし近年、母子健康手帳には父親の育児参加を促す内容が記載されるようになっていることから、ここで名称を「親子手帳」に改めることは、父親と母親2人で育児を行うきっかけになると思った。母親のみで育児を行うことは、体力的にも精神的にも簡単ではない。父親も積極的に育児を行うことで、母体の心身の健康を保つことができ、子どもの健やかな成長につながると考える。

以上のことから母子健康手帳は、母子の健康を守り、子どもの成長を支えるために欠かせないものである。

(N.U)

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