TOP>新着情報一覧>母子健康手帳のメリットと改善点

新着情報

News

2022.11.11

母子健康手帳のメリットと改善点

私は、母子健康手帳を調べるにあたって、初めて自分の母子健康手帳を見せてもらった。実際に手に取り、調べてみて思ったことが3つある。

1つ目に、初めてのことばかりの母親への支援がとてもできている手帳だと思った。妊娠したら何をするか、食事は何を食べたらよいかなどが詳しく書かれているため、母親の不安に寄り添った内容になっていると感じた。子どもが生まれてからも育児に困らないように、受けなければならない検診、打たなければならない予防接種についても書かれていることを知った。母親になる準備も、母親になってからの支援もできる手帳だと思った。しかし、妊娠しても母子健康手帳をもらいに行かない女性がいることを知った。母子健康手帳が無料で発行できることや、健診には保険があることをもっと知らせていくべきだと思った。

2つ目に、父親への支援もできるとよいと思った。母親は、母子健康手帳を書いたり胎動を感じたりと自覚を少しずつ持ちながら母親になっていくが、父親は自覚するのに時間がかかるという。父親が母体のことや赤ちゃんのことをもっと知ってもよいと思うし、母親の思っていることや感じていることを知ることが大切だと思う。それによって母親と同じように食事に気を付けたり、一緒に検診に行ったりすることができ、母親も嬉しくなると思う。父親も一緒に自覚し、一緒に成長し、育児に協力できるような支援が必要だと感じた。

3つ目は、発育・発達の遅い子どもや、その親への支援についてである。実際に障害のある子どもを育てた経験のある伯母に話を聞く機会があった。生まれてきて、可愛く愛おしいが、検診のたびに気持ちが落ち、母子健康手帳に子供の成長を記録することに気が重くなったが、子供の成長がわかることはうれしかったと言っていた。発育・発達が遅い子どもの成長も書きやすくなるような内容や支援ができるとよくなると感じた。

母子健康手帳の記入によるメリットが分かったため、周りにも広め、自分も支援をしていきたい。

(MM)

©All Rights Reserved. 愛知みずほ大学、愛知みずほ短期大学、愛知みずほ大学大学院