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母子健康手帳について
母子健康手帳がこんなにも凄いものだとは思っていませんでした。たった一冊の数十ページにたくさんの情報があり、そんな母子健康手帳が、母子の健康問題に関する母親の知識を向上させ、妊娠、出産、産後期間の行動を改善することに貢献していることを知らなかったので、この機会に知ることができてよかったです。
今回こうして母子健康手帳の歴史を調べて驚いたことは、母子健康手帳のもとになった母子健康法が、太平洋戦争直前に施行されたということです。私が生まれる前から母子健康手帳があることは知っていたけど、その元になったものがそんなに前からあるということに驚きを隠せませんでした。切れ目のないケアをするという点において、母子健康手帳の凄さを改めて感じました。
母子健康手帳の役割は、妊娠中、出産、新生児、そして乳幼児、それぞれの時期を越えて母子をサポートすることです。妊娠中は助産師さんや産婦人科のお医者さん、出産時は多くの病院、新生児の頃は自宅に保健師さんや助産師さんが訪問してきてくれたりと、よく考えてみるとこの「妊娠」「出産」「小児」という時期は、場所も違えば専門の先生も違っていろんな方々のお世話になっていて、各々のクリニックや保健センターに個人の医療や検診の記録があります。母子健康手帳という形で医療や検診のデータを保護者が持つことによって、異なる場所で、異なる専門家によって行われた母子保健サービスが、一貫性をもつことができるのが母子健康手帳の素晴らしい役割で、切れ目のない継続ケアを保証するシステムと言い換えることができます。2011年の東日本大震災の際にも「母子手帳をなくした」という人が多く、再発行する人が多くいたようです。私もとある事情で母子手帳を再発行したので、改めて母子健康手帳はとても大切なものなんだなと感じました。
(RS)