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2022.05.16

母子健康手帳についての感想

母子健康手帳について調べて分かったことは、1973年に母子保健法が施行されてから、何十年もかけて今の母子健康手帳になり、内容やサービスなどがより良くなっているということです。母親が成長記録を書き込める方式への変更や、子供の成長と予防接種の情報カバーもしています。

内容の変遷としては、父親の育児への参加を啓発する内容が含まれるようになりました。他にも、保護者の不安を煽らないよう、離乳の状況や乳幼児身体発育曲線に幅をもたせたり、1歳健康診査頁及び保護者の記録(1歳6ヶ月の頃)頁について、表現を適正化する趣旨から、「おやつ」を「間食(おやつ)」に改正したりと、様々な変遷がありました。

私は、「父親の育児への参加を啓発する内容」が含まれるようになったことはすごく良い事だと思いました。なぜなら、近年父親が育児に参加しないことが問題視されているからです。その理由として、「仕事に追われていて、育児をする時間が取れない」というのと「育児は女性の仕事と考えている」というのがあるそうです。育児を手伝う暇がないという状況だということは、身近に居る父親を見て理解は出来ますが、一緒にお風呂に入って話したり、少しでも一緒に遊んであげることは可能なのではないかと思います。その少しだけの行動で、母親の気持ちは楽になると思います。もう1つの「育児は女性の仕事と考えている」ということに関しては、そういった考え方や決め付けや偏見が無くならない限り、母親は苦しむと思います。このようなことを、新聞や本などに掲載するのもいいと思いますが、母子健康手帳に記載することによってより強く伝わり、そういった気持ちを持つ父親が減るのではないかと考えました。

(K)

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