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改正を繰り返すことでより良いものに
母子健康手帳を調べてみて、昭和17年から今まで色々進化しながらできてきたんだと思うとすごいなと思いました。昭和初期ぐらいまでは、妊娠中には妊娠確定時に医師及び助産婦の診断を受け、後は出産時に診察を受けるという状況がほとんどであり、妊娠中のケアという概念が乏しく出産が無事であればよいという意識が一般的であったのが今では考えられなさすぎて、また妊婦さんの死亡率も5,070人もいて現代と比べると65倍も高率で死産原因の20~30%を占めたのが妊娠中毒症の早期発見と早期治療、早産の予防などに、妊娠中の管理が重要で脂肪を減少するために昭和17年7月に交付されて、今まで日本のお母さんたちは命がけで産んでいたと思うと本当に尊敬しかないです。母子手帳の内容も最初は、妊産婦の心得、妊産婦・新生児健康状態欄、分娩記録欄、必要記事欄、出産申告書となっていて、平成11年に最新知見による様式の見直しの必要性、幼児期からの肥満予防の重要性などから一部改正され、乳幼児突然死症候群対策について、子育て支援に関する相談機関の情報提供、働く女性の出産・育児を支援する制度に関しての情報提供、母乳栄養について、以上のような経緯から母子健康手帳制度は幾多の労苦の末、今日に至っていて、1人の赤ちゃんのために何度も改正を繰り返し、常にその時代の母子にマッチできるよう、母子健康手帳に関与してきた人たちの発想を学び、努力の跡を振り返ることの必要性を感じました。今回母子手帳のことを調べる課題がなかったら何も歴史とか知らずに当たり前のように使っていたと思うと損をしていたなと思いました。
(オフィス総合コース 2年)