建学の精神

本学は、世界保健機関（WHO）憲章（昭和26年条約第1号）の前文に定める 「健康に関する原則」に照らし、人間について「身体の健康」「精神の健康」「社会の健康」の三つの分野の関係諸科学を人間科学として学際的・総合的に考究し、その教育の推進により新しい時代が必要とする人材の育成を図り、社会に貢献することを「建学の精神」「大学の基本理念」とする大学です。すなわち、本学は、豊かな人間性の涵養を重視し、健康を科学的に探究する力を磨き、社会に貢献できる人材の育成を目指します。
来るべき新しい時代は、各人が生涯にわたって、健康を保持しつつ、人間そのものについての深い理解と生きがいをもって充実した生活を過ごせる「豊かで活力ある健康社会」でなければなりません。今や世界最長寿国となった日本の現状を踏まえ、心と身体の健康度をより高め、だれもが社会的・文化的に幸福感に満ちた生活を全うすることができるよう、新しい領域の研究の推進と人材の育成が何よりも重要と考えられます。