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2023.05.10

母子の健康を守るために

私が母子健康手帳について調べて感じたことは、母子健康手帳が母親と子どもの健康を守るために必要だということだ。私自身は妊娠したことがないため母子健康手帳を見る機会がなかったが、今回見てみて、母子健康手帳のおかげで健康に生きてこられたのだと感じた。定期検診の記録を行うことで、次回の検診時に前回の様子がわかったり、母親の回復具合や子どもの成長がわかったりするため、母子の一連の流れが把握できる。これは今後体に異変があったとき、妊娠中や出産時に起きた問題の有無を確認するために必要不可欠だ。また、受けるべき予防接種が書かれていることにより、受け忘れも防止できる。

私は、外国の母子健康手帳に感動した。日本では母子健康手帳の種類は一つだが、外国では利用者に合わせた母子健康手帳があることを知った。例えば、外国では一つの国に言語が二つ以上存在することがあるが、そこでは多言語に対応している母子健康手帳がある。識字率が低い国では絵を多用することもあるそうだ。日本では困らないことだが、外国では言語が違えば母子健康手帳を読むことができないため、大切なことだと感じた。懸念すべき問題は、日本では母子健康手帳の存在が当たり前だが、導入されてない国もあるということだ。私たちは母子健康手帳により母子の健康状態を継続的に見ることができるが、母子健康手帳がない国では母子の健康状態が把握できない。受けるべき予防接種や子どもに食べさせてはいけないものなどを知ることができない。母親が定期的に検診に行っていなければ、子どもが健康に成長しているのかもわからないだろう。だからこそ、母子健康手帳は日本だけでなく外国にも導入されるべきだ。外国の母子健康手帳には、その土地で流行している感染症や病気に罹らないための方法などが記載されれば、母子の健康を保つことができると思う。

最近は若者の妊娠も増えているため、母親が学生である場合の子どもの育て方が記載されていると安心できる。時代の変化と共に母子健康手帳の内容も変化していくことで、これからも母子の健康を守ることができると私は考える。

(みずほ)

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