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有益な情報が詰まった手帳
私は3冊の母子健康手帳を持っています。そのうちの2冊は息子と娘のもの、あと1冊は私のものです。その3冊を比べてみると、私の40年前の母子手帳と子どもたちの母子手帳では、内容が大きく異なります。また、息子と娘の母子手帳でも、3年の間に少しずつ内容が変わっていることがわかります。
内容の変遷の中に、「保護者の不安をあおらないよう、離乳の状況や乳児身体発育曲線に幅をもたせた」というものがありました。40年前の私の母子手帳と子どもたちの母子手帳を見比べてみると、確かに発育曲線の幅の違いがわかります。私の母子手帳には、母が発育曲線に私の体重や身長を記入していました。生後4ヶ月頃の私の体重は発育曲線の1番下で、はみ出しそうですが、これを現在の母子手帳にあてはめてみると、下の方ではありますが、曲線の内側にしっかり入っています。私の体重が少ないのを気にしていた母に伝えてあげたいです。
今回、母子健康手帳を調べるにあたって、手元にある母子手帳をじっくり読みましたが、子どもたちが小さい頃はゆっくり読む余裕はなく、使用するのは予防接種のときだけでした。今読み返してみると、妊娠してすぐや妊娠中、出産してからなど、有益な情報がたくさん詰まっていました。そして、産後うつなど、夫に知っておいて欲しかったことも載っていました。今はインターネットなどで情報が溢れており、妊娠中や子育て中はそれらの情報に振り回されることが多いと思います。そのような中でも、しっかりとした基本の情報を得るのに、母子健康手帳は大事な役割を果たすと思います。このような情報を妊娠する前から知りたかった、知っていればもっと違ったかもと思うこともあるので、母子健康手帳が妊娠前から手元に置けるものになるといいと思いました。
(KH)