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子育てをする上での安心材料
母にとって私は初めての子供で、子育てについて分からないことだらけで不安だったが、母子健康手帳に子供の成長について書かれていたため、それを目安に子育てを頑張れたと言っていた。母子健康手帳は、子育てをする上での安心材料としての役割をしているのだと思った。
「3~4か月頃には首がすわったか」「9~10か月頃にはハイハイをするか」など、何か月・何歳頃にはこんなことができるという成長の目安や、育児の不安などが母子健康手帳には書かれていた。私は母が書いてくれた自分の母子健康手帳を見て、母が何を思いながら私の成長を見守ってくれたのかを感じ取ることができた。母子健康手帳は、母の妊娠中の経過や生まれた子供の成長を記録していくものだが、母の子育てに対する不安も書いてあり、子供が大きくなってその母子健康手帳を見たときに、母の当時の気持ちを察することができると思った。
私は、母子健康手帳の子供の成長のところで、その行動ができる理由などが書いてあるともっとわかりやすいのではないかと感じた。例えば、「3~4か月頃に、見えない方向から声をかけるとそちらの方を見ようとするか」という項目に、これができると子供はどんなことが分かっていて、できない場合はどんなことが考えられるのか、というような子供の行動の理由が書いてあると、子育てへの不安がもっと解消されるのではないかと思った。私はこの項目を見て、声がする方を見ようとするのは、音が聞こえていて自分の名前も認識しているということ、声がする方を見ようとしないのは、音が聞こえにくいということが考えられると思う。他の項目でも、子供の行動の理由を育児辞書のように書いておくことで、自閉症のような成長する過程で症状が出てくる発達障害の早期発見につながるのではないかと思った。
母子健康手帳は、子供と母の健康を記録するだけでなく、子育てをする上での不安を少しでも取り除いてくれる、現代の子育てにはなくてはならない大切なものだと知ることができた。
(はる)