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進んでいく子育て支援
母子手帳の誕生の早さに驚いた。乳幼児を守る仕組みが整ってきたのは最近のことだと思っていたが、戦後の混乱期にすでに誕生しており、どんどん進化してきていたのだと知り驚いた。今まで母子健康手帳について調べたり、深く知る機会がなかったためあまりわからなかったが、乳幼児や母親の健康を守るためにとても重要であるとわかった。また、母子健康手帳は進化し続けており、社会問題に合わせて記入欄が増えるなど、時代に適応し、母子を守り続けているのだとわかった。そしてこのように、乳幼児、母親を守る仕組みが常に進化し、どの時代でも活躍していることにとても感心した。
戦後にできた当初の母子健康手帳は、乳幼児が無事に生まれ、無事に育つというところだけに焦点が当たっていた。そこから母親の健康について、精神的な健康について、成長について、子育て支援について、歯科保健についてと記入欄が増え、心身の健康においても、社会的な面においてもサポートされるようになり、安心感があると思った。現代は特に心に不安を抱える人が増えており、妊産婦においても不安は大きいと思う。そのような中、精神的な状態について記入でき、相談することができるツールがあることはとても大きな支えになると思った。
また、虐待防止のため子育て支援の記述を増やしたことも、虐待をしてしまうほどに追い詰められている人にとってとても大きな支えになると思う。シングルマザーなど子育てが難しい現状は必ずある。孤独に子育てをしている人や家庭環境に悩みを抱えながら子育てをしている人もいる。そういった人が記述を見て、子育て支援を行っている機関に助けを求められれば、とても支えになると思う。
反対に、このような支援が進んでいるのは、それほど沢山の人が子育てに悩み、虐待や心中などという悲しい事件が起きてきたからであるため、悲しく思う。しかし、そのような事件を風化させず、対策を講じている母子健康手帳は、母子の大きな支えであり味方であると思った。
私は今まで乳幼児がどのように守られているのか、妊産婦がどのようなサポートを受けられるのか、社会には出産、育児についてどのような仕組みがあるのかほとんど全く知識がなかった。今回母子健康手帳について調べて、こんなにも支援制度があることに驚いた。世の中はあまり出産や育児にやさしくないと思っていたが、たくさんの支援制度がありとても安心できると思った。
(T)