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2022.04.22

母子健康手帳を調べてみて

母子健康手帳をこれまでに見たのは、小学校の総合の授業と中学校の家庭科の授業の2回だけです。それ以外では、両親が私や弟の予防接種の欄を見てるのを少しだけ見る程でした。なので、今回の調べ学習で母子健康手帳の内容、名称の変遷、歴史、役割を知れたことは良い経験になりました。そして、このような良い経験の中で、特にそうなんだと強く感じた部分があります。それは、母子健康手帳の歴史です。私は、今回歴史について調べるまで、「発達の記録」「予防接種で何を接種したのかわからなくならないように対策する為」の2つの理由で母子健康手帳が作られたと思っていました。しかし、実際は戦争でした。子どもだけではなく、妊娠中のお母さんの栄養失調や感染症から守る為という、私が思っていたよりもずっと大変な理由で世界で初めて考案された手帳が、今では発展途上国でも使われていることを知り、自分が考案した訳では無いですが、誇らしくなりました。また、当時は健康を守るだけではなく、砂糖やミルクを優先的に貰える配給手帳という大きな役割が母子健康手帳にありました。私は、優先的に貰えることは健康を守るという面でとても良いことだと思うとともに、きちんと貰えていたということは、周りの人たちもそのことを理解していたということだと思ったので、現代でも妊婦さんや子ども連れの家族の大変さを理解し、協力できるような社会になると良いなと感じました。

私は、将来子どもを産み、育てるのかわかりませんが、もしそうなった時は、母子健康手帳を使って様々な医療機関において、また転院や引越しによって今までとは違う病院になっても適正な保険サービスを受けられるようにしたいと思いました。

(W)

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