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2021.09.29

母子健康手帳=思いやりの精神

母子健康手帳の歴史を調べて、まず母子健康手帳というアイディアができたのは日本が初めてだったということに驚きました。今では、女性が妊娠したら母子健康手帳を持つことが当たり前になっていますが、昔は違うといったことに昔の女性は妊娠したらどうしていたのだろうかと興味を持ちました。母子健康手帳は1948年、戦後まもなく、子どもたちが栄養失調に悩み感染症も多い時代であり、妊娠中のお母さんと生まれた子供の健康を守るためにできたものでした。当初は、母子健康手帳を持つことで、妊娠中や授乳中のお母さんは優先的にミルクや砂糖の配給をもらうことができていました。このことを知って、戦後の日本は貧しかったことを社会科で学んできました。日本が貧しかった時代に、むしろ貧しかったからこそ、お母さんと子どもの健康を守ろうと考えていた当時の方々をすごいと思うと同時に、同じ日本人として誇らしいとも思いました。普通ならば、貧しい状態なのに、一番栄養を必要とする妊婦さんを優先しようという気持ちにはなれません。日本人の優しさ、思いやりの精神が母子健康手帳という形になったんだと考えます。昔の日本人を見習い、今、現在でも、電車の中で満席ならば妊婦さんに席を変わってあげるなどの行動が、妊婦さんにとっても日本にとっても良いことにつながると考えたので、電車やバスに乗る際には妊婦さんが乗ってないか確認をしてから座りたいと思いました。社会全体で妊婦さん、新生児を抱えている女性には優しくしていくことをしていけば、妊婦さんにとって住みやすい国へと変わるだろうと思いました。このことは、妊婦さんだけでなく、高齢者の方々や障がいのある方にも同じことができるので、みんなが思いやりの精神を持てる国でありたいと思いました。

(養護教諭コース 2年)

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