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2021.08.30

母子健康手帳の役割

母子健康手帳の歴史について学ぶことができた。母子健康手帳がつくられる前は、出産できれば良いという考え方で、たくさんの妊婦が亡くなっていたと知り驚いた。現在、母子健康手帳が使われていたり、分娩することができる施設があったりするのは、こうした背景からなのだと知ることができて良かった。母子健康手帳の内容は、時代背景にそって変化していることを知った。女性が働くことが多くなった現在で、出産、育児に関する制度の解説が記されていたり、子育て支援のための記述を充実したり、女性が仕事と子育てを両立できるような役割が、母子健康手帳にもあるのだなと思った。「おやつ」を「間食」に変更してあるのがどういった理由なのかもっと詳しく知りたいと思った。母子健康手帳の役割に関しても、新生児から乳幼児期の記録が書かれていることは知っていたけれど、妊婦の妊娠期から産後のことも記載してあったり、医療関係者が記載するだけではなく、保護者も記載することができたりするということは知らなかったので、勉強になった。また、一つの母子健康手帳に各種の健康診断や予防接種などの記載がしてあることによって、場所や時期などが違ったとしても、手帳の記録を参照して継続性・一貫性のあるケアを受けることができるところも知らなかったので、すごく便利な手帳だと思った。

今回、母子健康手帳を調べてみて、知らないことがたくさんあるなと思った。歴史を調べたことで、世界で初めて妊産婦登録制度ができたと知り、妊婦や新生児の命を守るために世界中に広まってほしいと思った。また、役割を知ることで自分が子どもを産み、育てる立場になったときに有効に活用することができるなと思った。自分自身の母子健康手帳もしっかり見てみて、乳幼児の健康診査がどんなかんじだったのかということも知りたいと思った。母子健康手帳は自分の過去を知るのにも役立つツールだと思う。将来、保育士を目指す学生として、子どもを産み育てるかもしれない一人の女性として、母子健康手帳についてもっと知りたいと思う。

(現代幼児教育学科 2年)

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