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母子健康手帳の価値
私は『母子健康手帳』について調べて、昭和35年に本学の学園理事長短期大学長、校長に就任された瀬木三雄医学博士が『母子健康手帳』の生みの親であることにとても驚きました。『母子健康手帳』を調べる前は、現在の日本では妊娠をしたら届け出と同時に母子健康手帳を受け取り、当たり前のように使っているが、調べていくと母子健康手帳の素晴らしい価値を知ることができました。日本でこの手帳が考案された背景には、当時高かった妊産婦や新生児の死亡率を下げる目的で作られたということを初めて知りました。当初では、この手帳を持つことにより食料や布などの配給が受けられることができたと思うと、現在では考えられないことだと思いました。当初、母子健康手帳が配給手帳という意味合いにおいて使われていたのは、貧しい時代にとってとても大きな役割を果たしてると思いました。母子健康手帳の内容の変化には、当初8ページの小冊子が現在では100ページと何十倍にも増えていったことにとても驚きました。ただページ数が増えていくだけでなく、妊娠・出産や子育てについての情報などが記載されていて、また内容の改正もされており年々より良いものになっているんだと思いました。母子健康手帳の役割には、妊娠、出産、小児という時期には場所や専門家も違い、色んな方のお世話になっているわけだが、そんな場合に母子健康手帳があることで一貫性を持つことができるようになることに、私は改めて素晴らしいものだと思いました。私はまだ妊娠、出産、子育ての経験がないので、母子健康手帳のありがたみがよく分からなかったが、今回調べてみてありがたみはもちろん、母子健康手帳の重要性をしっかりと知ることができました。また、母子健康手帳は母と子の世界に1つだけの手帳だと思いました。
(食物栄養専攻 2年)